よほどお父さんを目の前で亡くされた事がショックだったのかその日から寝る時間を削り、毎日毎日、弁の糸を完璧に結ぶ努力を何度も何度も眠気を振り払い必死に努力を積み重ねていく
それと同時に自責の念に駆られ
「俺にもっと手術を完璧にこなせる腕があれば、クソ、そうすれば親父は死ななくて済んだのに・・・クソ、クソ、クソ・・・なんて堕落な人間なんだ俺は・・・親父すまん・・・ウッウッウッ」
そして、努力の積み重ねが功を奏しいつの間にか、日本でもトップの心臓パイパス手術の名医になっていた
努力の鬼、叩き上げの医師川野氏を頼り全国から多くの患者さんが押し寄せて毎日多忙な日々を過ごしていた
しかし、そこで何と国民の統合の象徴である天皇陛下が心臓の手術の必要性があるとの報告が川野医師の元に・・・
続く…