その時、裕也は
裕也「はぁ…まぁ別に期待してたわけじゃないが、さすがに俺みたいな落ちこぼれがアイドルと付き合うとか(笑)ありえねーって(笑)」
その時、裕也の後ろの方で麻衣美の張り裂けるような大声が聞こえた
麻衣美「きゃーーー誰か助けてーーー」
その声にさすがに裕也が気づかないわけがない
裕也「え!何!麻衣美ちゃん…」
まるで、せきずい反射のようにその声に反応し、同時に瞬時に全力で走り出す裕也
麻衣美「お願いします、手を離してください、お願いします」
高学歴エリート「き、きみが言うこと聞かないのが、悪いんだ!ぼ、ぼくは何も悪い事していない、君が悪いんだよ、き、きっと君の親の教育が悪いんだろうね!どうせ低学歴な親だろうしプッ」
麻衣美「いやーーー離して」
その時、裕也が麻衣美の元へ駆けつける
裕也「おい!おっさん何やってんだよ」
麻衣美「ゆ、ゆうやさん!」
高学歴エリート「あっ!てめぇさっきのガキじゃねえか何しに来たんだよ!消えろ!」
裕也「はぁ?何しに来た?おい!おっさん麻衣美ちゃん嫌がってるじゃねぇかよ!手離せよ!」
高学歴エリート「おい、ガキが調子乗ってんじゃねーぞ!ぼ、ぼくはエリートなんだぞ!どうせお前は低学歴だろプッ」
周囲の人達「おい、何だ?ケンカか?何やってんだザワザワ」
高学歴エリート「チッ、お前のせいで人に気づかれただろうが!なんでバカはいつも僕みたいなエリートの邪魔ばかりするかな…
これだから馬鹿は嫌いなんだよ…会社でも何で僕の方が学歴高いのに僕より学歴低いやつの方が出世するんだよ…」
一瞬、男に隙ができた、裕也はそれを見逃さなかった
裕也「あっ!麻衣美ちゃん、早くこっち」
男の手から麻衣美の手が離れる
麻衣美「裕也さん…」
最終章④に続く…