裕也「麻衣美ちゃん早く!」
高学歴エリート「あっ、クソ低学歴が、舐めやがって!!」
その時、男のポケットから鋭く光る物が…
裕也「麻衣美ちゃん…」
麻衣美「裕也さん…」
裕也が麻衣美の手に触れるか触れないか、その時
グサッ!!!
鋭利な刃物が裕也の左胸と脇腹のちょうど真ん中あたりに突き刺さる
裕也「うわぁぁぁーーー」
麻衣美「きゃーーーゆ、ゆ、ゆうやさん!」
高学歴エリート「ぼ、ぼくは悪くないよ…お、お前が悪いんだ…ぼ、ぼくみたいなエリートの邪魔をする、お、お前が悪いんだ」
男は刃物を投げ捨て狂ったように奇声を上げ、一目散に逃げさる
麻衣美「ゆ、ゆうやさん大丈夫ですか!今、救急車呼ぶのでしっかりしてください!裕也さん!!」
裕也「あ…いてぇ…なんか目がかすんできたな…麻衣美ちゃん無事だったのか…良かった…な、なんか言ってるみたいだが、よく聞こえないな…」
麻衣美「裕也さん!今、すぐに救急車が来るのでしっかり!裕也さん!頑張ってください!裕也さん!」
裕也「あ………」
裕也さん、裕也さん、ゆうやさん…ゆうや、ゆう…ゆ…か…かず…かずみ…和美、和美!和美!和美!
和美「誰!私を呼ぶのは、やめて!私を呼ばないで…」
和美!和美!和美!
和美「いやーーー」
和美の母親「和美!いつまで寝てるの!早く起きないと学校に遅れるわよ」
和美「はぁ…なんだ夢か…変な夢見たな…少し疲れてるのかな…刺された男の人の名前…えっと…誰だっけ、まぁいっか…」
この和美という女とはいったい・・・
第2章に続く…
次回から天才心臓外科医川野氏パート5が始まります