キンコンカンコンキンコンカンコン( チャイムが鳴る音)
担任「おい!早く席に着け!今から先週やったテストを返す、君らは今年受験なわけだから
テストの点数が良かった者はゆだんしないように気を引き締め、悪かった者はしっかりと反省してどこを間違ったのかきちんと見直すようにな!」
生徒全員「はい!」
担任「なお、今回、難関大学の内容を含んだテストにもかかわらず満点が出た、白鳥!」
生徒全員「おーーーーー!」
担任「モデルの仕事も忙しいのによく満点取れたな!このままいけば帝東大学も普通に合格するかもしれないぞ!頑張ってくれ !」
白鳥美華「いえ!今回は偶然知っている問題が出て答えられただけです、しっかりと勉強すれば成績は上がるので、みんなも一緒に頑張りましょう!」
担任「そうだな、みんなも白鳥に負けないように頑張るんだぞ!」
生徒全員「はい !」
担任「あ〜それと田村!放課後ちょっと職員室に来てくれるか!」
和美「はい…」
しもべA「ひそひそ(小声)あいつ何かやらかしたのかな(笑)
しもべB「さぁ(笑)」
その後、授業が終わり放課後になり職員室へ向かう和美
和美「トントン(ドアを叩く音)失礼します…」
担任「お〜田村そこに座ってくれ」
和美「はい…」
担任「田村、お前の成績の事なんだが…お前確か国立A大学文系を志望してるよな?」
和美「はい…」
担任「申し訳ないが、今のこの成績じゃとてもじゃないが合格はかなり厳しい…私立は志望してないんだよな?」
和美「私立はお金が…」
担任「まぁそれじゃ仕方ないが、うちの学校の主な進学先を知ってるよな?」
和美「はい…」
担任「最低でもMARCHAN(まるちゃん)に入ってくれないとうちの学校のブランドの価値が下がるんだよ…うちのクラスから60以下の偏差値の大学に行かれると先生の立場がないんだよわかってくれるな?」
和美「はい…」
担任「もし今から勉強しても駄目であれば浪人という形をとって、そこから勉強頑張って難関大学を目指してくれ!いいな!」
和美「はい…」
担任「話はそれだけだ、今日から家に帰ったら5時間は勉強しろいいな!」
和美「はい…できるだけ頑張ります」
和美「ガラガラ(ドアを開ける音)失礼しました」
和美「私だって別に勉強してないわけじゃない…高校の勉強が難しすぎるんだよ…
中学の頃だってそれなりに勉強してたけど全然成績上がらなかったし…この学校に入れたのだって本当にたまたま勉強した内容とほぼ同じ問題が出ただけだし…どうしよう…」
和美「私は、将来、大学を出たら◯◯出版社に入って小説に関する仕事がしたいし…でも私立はお金が…」
和美は無事に希望の大学に合格する事ができるのか、それとも別の道に行かざるをえないのか
Part4へ続く