天皇陛下の手術をする前に川野含め帝東大病院関係者が天皇陛下と対面する
川野「今日、執刀医を務めさせて頂きます川野と申します」
天皇陛下「先生は多くの心臓病の患者を救ってきた名医と聞いていますので、とても安心しています宜しくお願いします」
川野「大丈夫ですので安心し…」
そこに分け入る外科部長
帝東大病院外科部長「陛下!わが帝東大病院には世界最先端の医療機器がそろっておりますのでご安心ください!必ず手術の方は成功いたしますので」
天皇陛下「そうですか宜しくお願いします」
川野、平田、メンバー全員「………」
川野「それでは参りましょう」
いよいよますいをかけ天皇陛下の体にメスを入れる川野
誰もが手術の成功を切に願い、祈るような気持ちで手術が始まった
帝東大病院外科部長「手術の時間はどのくらいなんだ?」
帝東大病院エリート医師A「はい!今の陛下の体力なら1時間が限界かと…」
帝東大病院外科部長「1時間だと?この手術が1時間で終わるわけないだろ!」
帝東大病院エリート医師A「いえ…しかし、川野は1時間もあれば十分だと…」
帝東大病院外科部長「本当に大丈夫なのか?何かあったらわが帝東大病院の名に傷が…それだけでは済まないぞ…」
その時!!!
川野「なんだこれは!!」
帝東大病院外科部長「どうしました川野先生?」
川野「心臓がこんなにひ大化してるとはどういうことなんだ…自分がレントゲンを見た時はこんな大きさではなかったはずだ…陛下の診察をしたのは確かA医師でしたよね?」
帝東大病院エリート医師A「はい! 今回の陛下の病状は心臓のバイパス手術をすればいいと医学書にも同じような例があり、それ以上の事は必要ないという判断をしました!
特に問題はないはずです!私のようなエリートがまさか判断を間違ったとでも言いたいのですか?ふっ(笑)ありえない…」
川野「どうしてもっと綿密な診断をし、どのような病気の可能性があるかを調べ考えなかったのですか?
医学書に書いてある事だけが正解とは限らないでしょう!もっと患者の気持ちに寄り添い現場に降りて来てきちんと患者の事を真剣に考えてください!医学書に書いてあることだけをうのみにするくらいなら医者はいらないでしょう!」
帝東大病院エリート医師A「いや…しかし…」
帝東大病院外科部長「川野先生!どうなのですか?手術は可能なのですか?もしもの事があったらわが帝東大………」
おもわぬ難題に見舞われた川野はたして無事に手術は成功するのか
Part9へ続く