天皇陛下、退院当日、帝東大病院関係者全員で陛下の見送りをする光景が広がっていた
帝東大病院外科部長「陛下!退院の方おめでとうございます!我が帝東大病院の設備はいかがでございましたでしょうか?」
天皇陛下「設備も素晴らしかったですが執刀医の・・・今日はお休みでしょうか?」
平田医師「彼は違う病院の医師でして毎日多忙を極めており、今日も誰かの命を救うため、尽力していると思います」
天皇陛下「そうですか、それは大変ですね、体に気をつけて頑張ってくださいと伝えてください」
平田医師「わかりました」
天皇陛下「それではお世話になりました」
こうして天皇陛下の手術は無事に成功し国民の象徴として過ごす日々に戻ったのである
平田医師「外科部長!私はさせんということで宜しいでしょうか?」
帝東大病院外科部長「あぁ…いや…まぁ、今回は目をつぶろう…」
平田医師「それではまたアメリカに行かせてもらっても宜しいのでしょうか?」
帝東大病院外科部長「あぁ…そうだね…是非、帝東大病院のために名を汚さぬよう頑張ってきてくれたまえ」
平田医師「ありがとうございます」
その頃エリート医師たちは
帝東大病院関係者A「おい!聞いたか?医師Aさん、四国の病院に異動になったらしいよ!」
帝東大病院関係者B「えぇ!本当に?何かやらかしたのかな?」
帝東大病院エリート医師B「院長のげきりんに触れたらしいなぁ…おそらくもう一生ここには戻ってこれないだろう…」
帝東大病院エリート医師C「そうですね…本当に一歩間違ったら…」
帝東大病院エリート医師B「 しかし今回の川野医師の手術は見事だったなぁ…」
帝東大病院エリート医師C「はい…もう二度とあんな素晴らしい手術は見れないでしょうね…奇跡と言うかやっぱり経験値の差なんでしょうかね…」
帝東大病院エリート医師B「俺は別に医者になるとかどうでも良かったんだよなぁ…他の奴らよりも勉強できて帝東大理科Ⅲ類に入るなんて俺の中ではただのゲームだったんだよ…
医者になれば地位も名誉もすべて手に入るし、患者の命なんてそんなこと昨日まで考えたこともなかった…」
帝東大病院エリート医師C「あぁ…先輩僕も同じ感じですね…勉強して模試で良い成績取れば親も学校の先生も褒めてくれて、同級生からも神扱いされるそれが気持ち良かったんですよね
それで帝東大理科Ⅲ類に受かったらどんな感じになるのかそれが興味あったし、単純に面白かったんですよ
自分も今まで患者の命とかそんなもの考えたこともなかったですね…昨日までは…」
帝東大病院エリート医師B「何か俺たち勘違いしてたと言うか…間違ってたのかな…」
帝東大病院エリート医師C「かもしれないですね…」
帝東大病院エリート医師B「これからは医者として真面目に患者と向き合ってみるか!」
帝東大病院エリート医師C「そうですね!」
落ちこぼれも地道に努力を継続することにより必ず成果は出ると思います
どんなに苦しくてもあきらめずに前を向いて川野氏のように人のために頑張り続けましょう
そうすれば必ず良い結果として報われる時が必ず来ると思います
最後にここまで読んでくださり誠にありがとうございました
完