和美の母に場所を聞き近くまでやってきた白鳥
白鳥美華「ここら辺だよねぇ…あっ!あれかな?」
修二「いらっしゃい…ませ…女子高生?」
白鳥美華「あっ!私、和美さんの友達で白鳥と言います、あの…えっと…その…あっ!そこにあるお酒全部ください!カードは使えますよね?」
修二「いやいや…あなた未成年でしょ?未成年に酒を売れるわけないじゃない…」
白鳥美華「いえ…後でうちの従業員が取りに来ますので」
修二「いや…あなたさぁ、どこのお嬢様か知らないけど、働いてお金を稼ぐってどれだけ大変なことなのかわかってるの?1日、汗水流して一般的にどれだけお金がもらえると思う?」
白鳥美華「どれだけって…一般的なら5万ぐらい?」
修二「おいおい…あなたバイトとかしたことあるのか?」
白鳥美華「バイト?モデルの仕事ならずっとやってますけど!」
修二「1回コンビニのバイトでもしてみればいいんじゃないの?」
白鳥美華「コンビニ?あんな庶民がする仕事なんてお父様が絶対に許すはずがないです」
修二「……あっそう、もう冷やかしは済んだ?もう帰った方がいいんじゃないのお父様とやらが心配するよ」
白鳥美華「何、その失礼な言い方!これだから貧乏人を嫌なの!」
修二「はいはい、貧乏人で結構です、それじゃあさようなら」
ガラガラ(ドアを閉める音)
白鳥美華「なんなのこいつ!」
次の日の放課後
白鳥美華「和美!ちょっとこっちこっち、聞きたいことがあるんだけど」
和美「えっ…何…」
白鳥美華「和美ってコンビニでバイトしたことある?」
和美「えっ、ないよ、だってうちの学校バイト禁止だし」
白鳥美華「バレなきゃ大丈夫だって、だからさコンビニでバイトしない?」
和美「えっ!無理でしょ、今年受験だし…」
白鳥美華「大丈夫、大丈夫、勉強なら私が教えるから、帝東大の家庭教師から教えてもらったテクニック使えば国立A大学なんて余裕で受かるって!」
和美「でも…」
こうして白鳥のペースに巻き込まれていく和美、しかし、このような時はいつまでも続かなかった
白鳥美華「和美!ここのコンビニ学校から遠いし、絶対にバレないよ、よし!ここに決めた明日バイトしたいって電話しよう」
和美「本当にやるの?」
白鳥美華「やるよ!」
和美「マジで…」
白鳥美華「マジ!」
和美「でも…白鳥さん続かないと思うよ…」
白鳥美華「そんなのやってみなければわからないでしょ、じゃあ明日の放課後またここで」
和美「はぁ……」
次の日の授業中
数学教師「では、次のページ開いてください!」
ガラガラ(ドアが開く音)
担任「先生、ちょっとすみません…」
数学教師「はい…」
担任「白鳥、ちょっと来てくれるか」
白鳥美華「はい……」
和美「……」
生徒全員「……」
白鳥の身に一体何が起こったのか
Part8に続く