急に担任に呼び出された白鳥、彼女の身に一体何が…
担任「あぁ…白鳥、すまないな…今、君のお母さんから電話があって今すぐ家に帰ってきてほしいらしいんだ
スマホは放課後まで使えないだろ、だから学校に連絡がきたんだ、ちょっとお父さんの会社にいろいろあったらしい…」
白鳥美華「お父様の…何があったんですか…」
担任「いや…詳しいことはよく聞いてないんだ、とにかく今日はもう帰りなさい、クラスのみんなには特に問題ないと言っとくから、さぁ早く」
白鳥美華「わかりました…それでは失礼します…」
その頃クラスでは
しもべA「白鳥さんどうしたんだろ?」
しもべB「さぁ…」
数学教師「はい!みんな静かに!受験までもう1年もないんだぞ集中!集中!」
和美「白鳥さん…大丈夫かな…」
家に帰宅する和美、その時
和美の母「ちょっと前来てた和美の友達の白鳥さんって全国に店舗がある白鳥旅館のお嬢さん?」
和美「あぁ〜そんなこと言ってたかも何?」
和美の母「今、テレビでニュースになっていてかなり問題になってるらしいのよ」
和美「えっ!どんな…」
和美の母「料理を使い回してたり、日常的なパワハラもかなりあったらしくて、それと白鳥さんのお父さんが政治家へワイロを渡していたらしいのよ…」
和美「えっ…じゃあ白鳥さんのお店どうなっちゃうの…」
和美の母「さぁ…それはわからないけどこれから大変なのは間違いないわね…」
和美「そうなんだ…」
連絡先も聞いていなかった和美はどうにもならずただ机に向かい勉強していたが当然はかどるわけもなかった
和美「あーもう勉強なんてやってる場合じゃないよ…白鳥さん大丈夫かな…もう今日は寝よう」
学校へ行くしたくをし、家を出る和美
和美「白鳥さん今日、学校に来るのかな?」
ガラガラ(教室のドアを開ける音)
和美「白鳥さんいないな…まだ来てないのかな…」
クラスメイトA「白鳥さんやばくね?店潰れたりして」
クラスメイトB「ちょっと(小声)不謹慎だよ」
和美「……」
その時
ガラガラ(教室のドアを開ける音)
白鳥美華「あっ、みんなおはよう!」
クラスメイト「あっ…お、おはよう…」
しもべA「白鳥さん大丈夫ですか?」
しもべB「お父さんの会社大丈夫なんですか?」
白鳥美華「いや!大丈夫、大丈夫!お父様がどこの会社も良くあるらしいし、すぐおさまるから気にするなって」
しもべA・B「あぁ〜良かった」
白鳥美華「ごめんね、心配かけて」
和美「……」
ガラガラ(教室のドアを開ける音)
担任「よーし!ホームルーム始めるぞ!あっ…白鳥大丈夫か?」
白鳥美華「はい!全然問題ないです、ホームルーム始めてください」
担任「そっ、そうかじゃあ始めるぞ」
と、その時、和美へ白鳥は紙を渡す
和美「えっ…」
紙を開く和美
和美「放課後、屋上で待ってる」
白鳥「……」
少しずつ白鳥美華の人生の歯車が狂い出しそうな予感をひしひしと感じている和美
この後二人を待ち受ける人生とは
Part9へ続く