数カ月後に鈴木美華の刑事裁判が始まり一審では懲役18年の刑が課されたが弁護側はこれを不服とし控訴
二審では懲役15年という判決が下り刑務所内で15年という長い期間、服役することとなった
その頃、和美は何回も面会の要請を出していたが全て断られていた
最後に1回だけ話をしたいとこれを最後にもう二度と会うことはないという要請を伝えたところ白鳥は
(ここはあえて白鳥としておこう和美の中では白鳥美華なのだから…)
面会の許しを得ることができた
そして面会、当日の朝
プルップルッ(電話をかける和美)
和美「お母さんこれから白鳥さんの所へ面会に行ってくるね…」
和美の母「そう本当になんでこんなことになったんだろうね…」
和美「そうだね…どこで人生の歯車が狂ったんだろう…じゃ行ってくるね…」
刑務所へ面会に向かう和美
和美「すいません、今日10時に白鳥さん…いや、鈴木美華さんと面会をさせてもらうことになっています田村と申します」
刑務官「田村…かずみさん、証明できるものを何かお持ちですか?」
和美「はい…これでいいですか?」
刑務官「…ありがとうございます、お返ししますではこちらへ」
和美「ありがとうございます…」
緊張しながら面会室に向かう和美
刑務官「ここで少しお待ちください」
和美「はい…ありがとうございます 」
何を話したらいいのか、どんな顔をして話せばいいのかわからず
逃げ出したくなる気持ちを抑え待ち続ける和美
その時!!
白鳥美華「かずみ…」
和美「白鳥さん…」
会った瞬間に涙が止まらなくなり号泣し出す2人
白鳥美華「和美…本当にごめんねウウッ(泣) 」
和美「別に謝らなくていいよウウッ(泣)こっちこそ何の力にもなってあげられずに本当にごめんねウウッ(泣)
いろいろあったみたいだけど全然助けてあげられず本当にごめんウウッ(泣)」
白鳥「和美は悪くないよ…どれだけ迷惑をかければ気が済むんだろうね、私はウウッ(泣) 」
ようやく落ち着いてきた二人は徐々にいろんなことを話し始めた
白鳥美華「辞めた後いろんなバイトをしてみたんだ、朝から夕方まではコンビニとテレアポでバイトして
夕方からは家庭教師、夜は居酒屋でバイトをしたりを3年ぐらい続けたかな」
和美「そんなに?大変だったでしょ…」
白鳥美華「うん、大変だったけどいろんなことが学べていろんな人と話ができて、面白かったかなそれにあっ!修二くん…もう修二さんかな…何してるの?」
和美「あいつ今、自分の運送会社を作るって朝から晩までお金を貯めるために頑張ってるよ、それと産まれたばかりの子供もいるからね 」
白鳥美華「子供?結婚したんだ…」
和美「あっ…言わない方が良かったかな…あいつのこと好きだったんだよね…」
白鳥美華「えっ?!何でわかるの?」
和美「態度見てれば誰でもわかるよ(笑)修二の話になると声のトーンも変わるし、顔もちょっと赤くなるからね(笑)」
白鳥美華「そう、バレてたんだ(笑)」
だんだん話が盛り上がってきて会話を楽しむ2人しかし、別れの時は刻々と近づいてきていた
次回、最終回 Part7へ続く