落ちこぼれの中卒フリーターとトップアイドルとの出会い4章 Part8

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次の日曜日、飛鳥に教えられた住所を頼りに飛鳥の家を探す優也


優也「えっ〜と、ここら辺だよな

しかし、成城とかすげー家だらけだな

ここら辺だと思うんだけど、小野…あった!ここか」


ピンポ〜ン(インターホンを鳴らす音)


家政婦岡田「はい!」


優也「あっ、俺…自分、田村優也と言いますけど…」


家政婦岡田「あ〜はいはい、お待ちしていました

今、門を開けますから少しお待ちください!」


優也「は、はい」


ガチャ(ドアを開ける音)


家政婦岡田「あっ!、先日は本当にありがとうございました


飛鳥さ〜んお友達が来ましたよ!」


飛鳥「は〜い今、行く!」


ガチャ(ドアを開ける音)


ドンドンドンドン(階段を降りる音)


飛鳥「おぉ、いらっしゃい、上がってよ!」


優也「あっ、おう…」


飛鳥「岡田さん、後でお菓子と飲み物持ってきて!」


家政婦岡田「はい、わかりました」


飛鳥「優也、こっち!」


優也「お前んち、すげーデカイな…部屋いくつあんだよ?」


飛鳥「さぁ…18部屋ぐらい?」


優也「18…確かお前のお父さんも芸能人なんだよな?」


飛鳥「……ほとんど家に帰って来ないけどね…」


優也「なんで?忙しいのか?」


飛鳥「さぁ…愛人のところにいたいからじゃないの…」


優也「えっ…」


飛鳥「……そんなことより、優也、お前どんなアニメ好きなの?」


優也「俺はやっぱりドラゴンボールみたいなアニメが好きかな?


手から光線が出るとかさぁ、やっぱ悪い奴をやっつける


ストーリーじゃないと、いまいち読みたいとは思わないな」


飛鳥「へぇ…なんか恋愛とかミステリーとか興味ないのか?」


優也「あんまり興味ないかも」


飛鳥「じゃあさぁ、これ読んでみろよ、すげーおもしろいからさぁ!」


優也「あっ…おお…」


そのとき下の方で何やら誰かが話してる声がする


麻衣美「今日ちょっとね、監督が体調崩しちゃって


三日間、病院で安静にしてなきゃいけないらしくて


撮影止まっちゃって時間あるし、いい機会だから


飛鳥と一緒に過ごそうと思って、ごめんなさいね
電話すれば良かったわね…」


家政婦岡田「そうなんですか…それは大変でしたね…」


麻衣美「あれ?誰か来てるの?飛鳥のお友達?」 


家政婦岡田「それがですね…飛鳥さんまたスマホの方を


落としてしまいまして、いろいろとこっちも大変だったんです…」


麻衣美「またあの子、スマホ落としたの…やっぱり私の娘ね(笑)」


家政婦岡田「それで今ジュースとお菓子を持って行くところでして」


麻衣美「あっ!そうなの、それじゃあ私が持って行くわ!」


家政婦岡田「えっ!しかし、飛鳥さんのお友達がビックリされるのでは?」


麻衣美「大丈夫よ、これでいい?」


トントントントン(麻衣美が階段を上がる音)


麻衣美「飛鳥〜ジュースとお菓子持ってきたわ、ドア開けて!」


飛鳥「?!」


優也「?!」


飛鳥「お、お母さん、な、なんで?」


麻衣美「飛鳥〜お願い開けて、重いから…」


飛鳥「あっ、ちょ、ちょっと待って…」


ガチャ(ドアが開く音)


麻衣美「うん、ちょっと、いろいろあってね、お友達?初めま……?!ゆ……」


優也「あっ、あっ、は、はじめ…(すげー本物だ…)」


麻衣美「……………」


飛鳥「どうしたの、お母さん??」


麻衣美「う、ううん、な、なんでもないわ……お友達の方のお名前は?」


優也「あっ…お、おれ、い、いや、ぼく、ゆ、ゆうやと言います」


麻衣美「?!……」


その時!


ガシャーン!!


麻衣美の持っていたジュースは下に落ち


グラスは割れ、お菓子の方はあちこちに散在してしまった


この後、この3人にはどのような運命が待ち受けているのか


Part9へ続く