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落ちこぼれの中卒フリーターとトップアイドルとの出会い4章 Part10

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落ちこぼれの中卒フリーターとトップアイドルとの出会い4章 Part10



どのくらいぶりか忘れるほど親子揃って買い物に行ったことがなかった


麻衣美と飛鳥は貴重な時間を過ごした



麻衣美「じゃあ飛鳥、私はまた撮影に戻るからごめんね…


またしばらく戻って来れないかもしれないわ…」


飛鳥「いいよ別にもうなれたから…」


麻衣美「それじゃあ岡田さんまたよろしくお願いします」


家政婦岡田「体に気をつけて頑張ってきてください!」


麻衣美「じゃあね飛鳥あっそうだ!優也さんともし付き合うことがあったらすぐに連絡してね


応援するから!」


飛鳥「な、なに言ってんの、は、はやく行ってよ」


麻衣美「フフフッそれじゃあね」


顔を赤くしながら母、麻衣美を見送る飛鳥


人生というものはいつどこで誰がどうなるのかわからない


しかし、悲しいことも辛いことも全てを受け入れ


前に進み続けなければいけない、それが人生というものだろう


その頃、優也は


優也「母さん!」


和美「?!何いきなりびっくりするわね」


優也「母さんってさぁ大学受験のときに


なんか学校辞めた同級生からもらった参考書があるって前に言ってなかったっけ?」


和美「あぁ……あるけど、どうしたの?」


優也「いや、ちょっと、たまには勉強でもしてみようかなと思って…」


和美「えーーーーーあなた変な物でも食べたりしたんじゃないの!!もしかしたら頭打った??」


優也「変なものも食ってねぇし、頭も打ってねえよ


ちょっと勉強してみようかなと思っただけだよ」


和美「あ〜優也、好きな子ができたのね(笑)」


優也「?!ち、ちげーよ、意味わかんねーし」


和美「冗談なのに何でそんな顔赤くしてるの(笑)」


優也「ど、どうでもいいからあるなら早く貸してくれよ」


和美「はいはい、ちょっと待っててね、はいこれ!


これは私の憧れの人から貰った宝物なんだから大事に使ってよね!いい!」


優也「あぁ、わかってるよ…白鳥美華、びか?みかって読むのか?


あ〜そう言えば、前にアキバで会ったあの人も、みかって名前だったっけ?母さんあのさぁ〜」


和美「えっ、何?」


優也「前に秋葉原でさぁ……まぁいっか、なんでもない」


和美「なによ…もう1回言うけど、それ私の宝物なんだから


本当に大事に使ってよね!いい!わかった!」


優也「わかってるよ……うるさいな(小声)」


その後、飛鳥も目標ができ一緒に学校帰りにファストフード店やカフェで


お互い大学を目指し切磋琢磨し受験勉強に勤しんでいくのであった


あくまでもこの時点ではまだお互い友達という関係であった


その時!!カフェで優也と勉強中の飛鳥のスマホに家政婦岡田さんから電話がかかってきた


ファ〜ンファファファファ〜ン


飛鳥「わっ!!」


優也「うわっ!!なんだよ相変わらずお前の着信音、気持ち悪いな…」


飛鳥「うるさいな、これ気に入ってんだよ


あっ?岡田さんからだ、晩ご飯なら別になんでもいいのに」


飛鳥「はい!もしもし」


家政婦岡田「あ、あ、飛鳥さん…」


何やらとても困惑しているような様子だった


飛鳥「……何?どうしたの?」


家政婦岡田「い、いま、麻衣美さんのマネージャーさんから連絡があって


麻衣美さんが撮影中に倒れて救急車で運ばれたと連絡がありまして…」


飛鳥「えっ………」


家政婦岡田「と、とにかく早く帰ってきてください!」


飛鳥「あ、あ、う、うん、す、すぐ帰るよ」


優也「??どうしたんだよ?」


飛鳥「……ゆ、ゆうや、ごめん…私帰るね」


優也「ど、どうしたんだよ?」


飛鳥「……お母さんが映画の撮影中に倒れて救急車で運ばれたって…」


優也「えっ!わ、わかったタクシー俺が捕まえるよ」


飛鳥「い、いいよ私がやるから…優也は気にしないで勉強してて」


優也「いやぁ……」


駆け足で店を出てすぐにタクシーを捕まえ急いで家に向かう飛鳥


この後一体どんな展開が待ち受けているのか


Part11へ続く