家の近くまで来た時、すでに黄色のタクシーが、家の前でハザードを点滅させて待っていた
飛鳥「運転手さん、あそこで止めてください!」
タクシー運転手「はい」
キィーーーー(車のブレーキの音)
飛鳥「岡田さーーーん!」
家政婦岡田「?!飛鳥さん!早くこっちこっち
運転さんこれ!お釣りはいらないので!」
タクシー運転手「あっ、は、はい…」
黄色のタクシーに急いで乗り込む飛鳥と家政婦岡田
バターン(ドアを閉める音)
家政婦岡田「運転手さん!できるだけ急いでください!お願いします」
飛鳥「お母さん…… 」
その時、居ても立っても居られず飛鳥にLINEをする優也
優也「大丈夫か?」
飛鳥「……なんとか」
優也「どこの病院?」
飛鳥「◯◯大学付属病院」
優也「俺も今から行くから」
飛鳥「いいよ…大丈夫だから」
優也「お前がなんと言おうと今から行くからな!」
飛鳥「……好きにしろよ」
優也はすぐに店を出てタクシーはこの時間は混むだろうと思い
電車で行こうと、急いで駅へ向かうことにした
優也「何か胸騒ぎがするな…なんだこの変な気持ちは…
麻衣美さんお願いだ、無事でいてくれ…」
必死に走りながら駅へ向かい、心から麻衣美の無事を祈る優也
物語は完結へ向けて動き出す、果たして麻衣美は無事なのだろうか
Part12へ続く