工場内で消えた油性マジックについて

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何十年前でしょうか?ある工場で派遣社員として勤務していたときに


ある部署で一緒に働いていた人が起こした大事件なんですけど


まずその人について簡単に説明しますと、字が読めない人なんです


喋りも、ちぐはぐで伝える力は、ほぼ皆無でしたね


こっちが話しかけてもレスポンスが遅いので、いちいち


会話が途切れて秒単位で会話の時間があくんですよ


自分も昔は、そんな感じの人間だったので、少しシンパシーを感じていましたね


けど、仕事はしっかりとこなすんです、そこそこのベテランなので


やるべき仕事が体に染みついているので、頭で考えて


動くのではなく、体が勝手に動いてしまうという感覚でしょうか


しかし、新しい仕事は覚えられないですし、しょっちゅう


物を無くしたり、物事を忘れたりする人なんですよ


ドアを閉め忘れたりだとか、記入しなければいけない箇所に記入していなかったりとか


1回自分の名前も忘れたようなこともあった気がします


そして、ある日タイトルにもある通り油性マジックが消えたというか無くなったんですね


最初は、すぐに見つかるだろうと思って周辺を探していたんですけど


見つからなかったので、これまさか商品の中に入って流れたんじゃないの?


となり、ちなみにその工場って食品会社だったんですね


当然、商品を買ったお客さんが、袋を開けたときに油性マジックが入ってるなんて


しゃれにならないどころか、会社の信用自体がガタ落ちですし


総崩れを起こしてしまうので、一旦、工場の全作業をストップさせて


全ての従業員が、消えた油性マジックを探すことになったんです


入ってる袋を全て開けるわけにはいかないので、手で押して確認したり


配送済みの商品も全て返品という形で戻すはめになるというもはや大惨事だったと記憶しています


しかし、あれだけの労力をかけたのに油性マジックが姿を現すことはなかったんです


結局このまま見つからないか…と思われた瞬間、遠くの方から


あったー!!という大きな声が工場内に響き渡りました


そして、どこにあったの?とある人が聞いたときに油性マジックを見つけた人はこう言いました


その字が読めない人のポケットの中


何か字を書いたあとにマジックを所定の場所に戻そうと思っていたけど


忘れてしまい、ずっと自身のポケットの中に入れていたという、話です


では、この方が必死に勉強した場合、どこまで勉強ができるようになるのか?


などをいずれ深堀してみたいと思います