ここで問題です、ある列車が1600mの鉄橋を渡り始めてから
渡り終わるまで60秒かかりました、また2500mの列車が
トンネルに入り始めてから出てくるまでに60秒かかりました
という問題があったとします、べつに違和感はないですし
おかしいところはないですよね?そうなんですよ
勉強苦手で、できない子って数学の中でも文章問題とか
本当に苦手で、ペンが止まるなんてものではなく思考が止まります
このような問題を指導者の方は、ゆっくり丁寧に理解してもらえるように
じっくりと教えますよね?とくに個別指導塾では
一コマ50分だった場合、数問の文章問題だけで50分が過ぎてしまうなんてザラじゃないですか?
結論から書いてしまえば、その指導方法って無駄なんですよ
そもそも勉強苦手な子って何で文章問題が苦手だと思いますか?
問題をよく読んでいないから?残念ながら不正解です
国語力がないんじゃない?べつに国語力が無くても
問題に出ている数字を、ただ並べかえてやればいいだけなので
国語力はあまり関係ないのではないかと思います
ではなぜできないのか?と言いますと、ただやっていないから
慣れていないだけなんですよ、勉強苦手な子って文章問題を
やっていなくて慣れていないので、見た瞬間に難しい…
と感じてしまうんですね、そして、文章問題の克服方法は
古典的な勉強方法である量をこなすという形しか克服のしようがないわけです
しかも、勉強できる子たちよりも忘れるのが早いので
できるだけ早めに再度、文章問題に挑むという形を取らないと
どんどん忘れていってしまいますし、忘れるとまたわからなくなるので
また勉強をやらなくなるという負のループに陥ってしまうわけです
勉強できない子に対しては、ある程度、特性だとかを理解している指導者が
管理もしないといけないわけです、そうしないとすでに
覚え尽くしている簡単な計算問題ばっかりやっていて
それでできた気になっているわけですよ、そして
自信満々でテストに臨みます、まぁ70点ぐらいはとれているかなぁ♪
という思いで当日、学校の先生から手渡されたテストの点数は
20点とか30点なら良い方です、当然もっと低い場合もあるわけです
これって勉強できない子あるあるなんですね、理解したつもりが
全く理解していなくて流れ作業みたいによく考えずに
問題を解くからそんなはめになってしまうわけです
塾でやった問題を暗記しただけで同じような感覚で解いてしまう人いるのかと思いますね
ここで必要になってきて、足りない力がいろいろと
現時点では、人によっては全く身についていないわけです
けど、これもしっかりと鍛えることによって普通に上がりますので
そこまで心配しなくていいのではないかと思います
しかし、何もしなければ全ての力ってそうですけど
上がるわけもないので少しずつ毎日勉強に取り組む姿勢や意識を
変えていかなければいけないわけですよね、という話でした
※2500mの列車ではなくトンネルが2500m